鉄製品
鉄製品は主に錆色に蜜蝋を施工してあります。
- 酸性で腐食します。
- 錆びが表面に浮いてきた時には、スポンジ等に中性洗剤をつけ洗い落としてください。
- 重曹で磨いても効果的です。
- 拭く布には錆色がつく事がございますので、御留意ください。
- 湿気を避け、なるべく乾燥させた状態を保ってください。
- 定期的に蜜蝋クリームを塗ると表面の保護になります。
アルミニウム製品
アルミニウム製品は主にサンドブラスト仕上げをしてあります。食品、醤油やドレッシング等お使いいただき大丈夫なのですが、下記の様な特徴がございます。
- 空気に触れることで色味が濃くなります。
- 柔らかい金属ですので、傷を避けたい場合はカトラリー等は木製品をお使いください。
- 酸でもアルカリでも腐食しますので、長い時間それらと触れると変色する事があります。
- 熱が伝わりやすいので、熱い物をのせる際にはご注意ください。
- 洗う時は中性洗剤をお使いの上、湿気をさけよく乾かしてください。
銅・真鍮製品
主に真鍮は酸焼き、銅は磨き、もしくは緑青仕上げとなっております。
食器としてお使いになる際には主に乾き物(茶葉、クッキー、ナッツ、チョコレート等)を載せることを想定しており、下記のような特徴がございます。
- 酸性の物がつくと変色します。
- 経年変化を嫌う場合は食べ物をのせる際には懐紙等をお使いください。
- 緑青の物は色移りする事がありますので接する物にご注意ください。
- 緑青のものに食べ物はのせないでください。
- 洗う時は中性洗剤をお使いの上、湿気をさけよく乾かしてください。
靴べら
- 紐靴の場合は紐を緩めてから、足のつま先を靴に入れ、踵は浮かせたままにします。
- 靴べらの先を靴の履き口部分にそわせ、足の踵を滑らす様にして履き、靴べらを引き抜きます。
- 斜めにしてテコの様にしたり、無理な力を加えると曲がりますのでご注意ください。
- 中敷を傷つける事がありますので靴の中敷に靴べらの先を当てないでください。
- 経年変化の金属疲労が起こりますので、長い期間使用するには適時メンテナンスが必要になります。
以上、簡単ではございますが、ご使用になる際にご覧いただけたらと思います。いずれの金属も経年変化をします。傷や変色を汚れと取るか味わいと感じるかそれぞれではございますが、どこかの古道具屋さんで見つけたお気に入りの道具の様に経年変化を楽しみながら使って育てていただけたら幸いです。